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感染症研修コース

【概要】

岡山県内の感染症診療・感染制御活動のレベルアップを図るために、岡山市内の感染症学会認定研修施設が連携して感染症専門医及び感染症に強い医師を育成する体制づくりをミッションとしたコースです。感染症診療を学びたい医師の受け皿であること、ベッドサイド診療を最重視した感染症医を育てることをビジョンとして掲げています。

【研修場所(責任者)】

岡山大学病院(萩谷英大)

岡山市立市民病院(山田晴士)

岡山医療センター(齋藤崇・岩本佳隆)

【対象】

原則として内科専攻医プログラムを終了した若手医師を対象としていますが、その例外の方も相談により研修可能です。

以下のような方からの応募をお待ちしております。

  • 抗菌薬適正使用・感染制御などを軸においた感染症科医師を目指す方。

  • 感染症専門医をサブスペシャリティとして加え、感染症に強い○○科医を目指す方。

  • 専門医取得までは考えていないが、正しい感染症診療を学びたい方。

【方法】

上述の対象に当てはまる方の、研修先の候補としてご参考ください。興味のある医療機関がございましたら、各施設の研修責任者までご相談ください。

 

研修の義務年限は設けておりません。感染症専門医の取得を目指す場合は、日本感染症学会に所属しながら認定研修施設で最低3年間研修することが必要ですので、それに合わせてカリキュラムをたてることになります。専門医取得までは目指さず短期研修を希望される場合も、まずは研修責任者までご相談ください。

 

複数施設を3年間のうちにローテートする「OKAYAMA感染症専門医育成プログラム」もございます。詳細は岡山大学病院研修責任者:萩谷までご相談下さい。

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岡山大学病院

住所:700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5-1

ホームページ:https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/

研修責任者:萩谷英大(感染症内科) https://researchmap.jp/highgear

連絡先:hagiya(a)okayama-u.ac.jp

(メールする場合は(a)を@に変更してください)

【病院・研修内容の特色】
当院は岡山駅からほど近い好立地にある約860症の第一種感染症指定医療機関です。年間1万件以上の手術症例数を誇り、高度救命救急センターを備えるなど、多くの感染性疾患を経験することが可能です。診療ではABCアプローチ(A: Antibiotic monitoring [特定抗菌薬のモニタリング], B: Blood culture [血液培養陽性症例のフォローアップ], C: Consultation [感染症コンサルテーション])によって病院全体を俯瞰的にマネジメントしています。外来診療では渡航ワクチン外来・HIV/AIDS外来などを担当できます。同時に感染制御活動にも参加していただき、部署横断的なシステム・マニュアル作りなどにも参画いただきます。


【雇用条件:勤務時間】
原則、平日の日勤帯のみです。(夜間・休日の緊急対応は通常ありません)
経験年数・専門医/学位の取得状況に応じてポスト(医員・助教)を用意いたします。


【給与】
岡山大学病院の規定によります。外勤は週1回可能で、希望にて応じてこちらでご紹介可能ですのでご相談ください。


【こんな人にオススメ!】
1) 希少・難治性感染症は比較的集まりやすい環境にありますので、そういった症例を経験したい人にはよい診療セッティングにあると思います。
2) 感染症専門医は女性医師向けだと思います。その理由は・・・興味がある方は詳しくお話ししますのでご連絡ください。
3) 学位を取得したい、研究をしてみたい、という方にも良い環境が提供できます。特に薬剤耐性菌(中でもカルバペネム耐性腸内細菌化細菌 [CRE])に関して多角的に研究をしています。

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岡山市立市民病院

住所:700-0962 岡山県岡山市北区北長瀬表町3-20-1

ホームぺージ:https://okayama-gmc.or.jp/shimin/

研修責任者:山田晴士(感染症内科)

連絡先:hyamada427@gmail.com 

【病院及び来院する感染症疾患の特色】

当院は岡山駅から1駅の立地にある400床の急性期病院です。「断らない救急」を謳っており、救急医療に力を入れていることが特徴です。救急外来には数多くの感染症患者が来院されることとなります。肺炎や尿路感染等のcommon disease、敗血症等の緊急疾患、手術等を必要とする外科系感染症、渡航感染症・動物由来感染症等、バラエティーに富んでいます。

 

【研修内容の特色】

当院の感染症内科は各診療科からのコンサルテーション業務を軸としており、救急外来に来られた患者の初期治療選択や、入院後の感染症治療に多く関わることができます。診療科同士の垣根が低いため、症例の相談をしてもらいやすい環境です。他、AST活動を通して血液培養症例への介入も多く経験していただきます。両者をあわせて、月間30-40例ほどの症例に関わることとなります。

また当院は第二種感染症指定医療機関であるため、COVID-19や新型インフルエンザ等の対応を経験できる場合もあります。ICTの活動も盛んであり、感染対策に関する地力をつけることもできます。

 

【雇用条件など】

定員:1名。

給与:当院の規定に基づきます。

対象:卒後6年目以降の内科系医師。内科以外の方も相談にのります(小児科を除く)。

研修期間:義務年限はなく最長3年間。1年間未満の短期研修についても相談にのります。

雇用形態・給与は研修期間、医師経験年数によって変わりますので、まずはご相談ください。当院雇用となる場合は総合内科に所属していただき、総合内科の業務も行いつつ、感染症のコンサルテーション・血液培養陽性患者への介入なども行っていただきます。コンサルテーション業務は平日日中が中心です。適宜、内科日当直や内科初診外来に入って頂くこともございます。外勤も希望に応じて可能です。

 

【こんな人にオススメ!】

  1. 院内のコンサルテーションを多く経験し、各診療科との関係の作り方を学びたい方。

  2. common diseaseの感染管理・診療について学びたい方。

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​国立病院機構岡山医療センター

住所:岡山県岡山市北区田益1711-1          

ホームページ:https://okayama.hosp.go.jp/index.html

 

研修責任者:

齋藤崇(感染症内科・総合診療科)

岩本佳隆(総合診療科)

連絡先:

saito.takashi.tb@mail.hosp.go.jp

iwacame@hotmail.co.jp

【病院・研修内容の特色】

当院は岡山市北部に位置し、山陽自動車道の岡山ICを降りてすぐという交通の利便性もあり、県北や県東からの患者を多く受け入れている病床数609床の地域中核病院です。感染症内科は院内すべての診療科から(疑い含む)症例の相談があり、担当医として診断・治療にあたっています。さらに一部の感染症症例は総合診療科で指導医のもと、外来主治医として外来経過観察や、入院主治医として全身管理をしながら感染症診療を行っています。総合診療科の入院患者は約6割が感染症症例であり、敗血症性ショックを中心とした集中治療からマルチプロブレムを有する高齢患者に対する診療、不明熱を含む不明病態の診断まで、急性期・慢性期問わず幅広い医療分野の患者さんに対して診療を行なっています。当院は豊富な診療科を有しているため、感染性心内膜炎や化膿性椎体炎など各専門科と連携を要する感染症症例についても迅速な対応が可能です。血液内科や腎臓移植外科もあり、高度免疫不全を呈する患者さんの感染症症例も経験できます。抗菌薬適正使用支援チーム(AST)や感染対策チーム(ICT)にも参加し、感染対策業務を研修します。

 

【雇用条件:勤務時間】

専攻医として、週35時間の勤務(週5日勤務あるいは週4日勤務)です。月2回程度の内科当直業務、週1回の総合診療科外来、総合診療科のオンコールが週1-2回程度あります。希望に応じて週1回の外勤が可能です。

 

【給与】

当院の規定に基づき、給料・諸手当を支給します。

 

【こんな人にオススメ!】

  1. 幅広く各医療領域の感染症症例を経験したい方。

  2. 主治医として、入院から退院まで完結して診療を行いたい方。

  3. 感染症研修だけでなく、各疾患に対して幅広く対応力を身に付けたい方。

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